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事象タイプ強制転換とその意味的制約

江連 和章(神奈川県立外語短期大)

The light flashed until dawn. のような「事象タイプ強制転換」の現象には様々な事例があることが先行研究によって報告されている.本発表では,英語におけるこの多様な現象について事実の総括的整理をおこなった上で,可能な事象タイプ強制転換を規定する2種類の意味的制約を提案した.

事実整理の結果,10通りの転換パターンが確認され,モれらを具現する9種類の意味操作を指摘した.これらの結果から引き出される一般化に基づき,「より多くの素性値を変更する転換パターンほどその具現が困難である」という趣旨の素性値変更制約と,意味操作についてその内容と作用領域に制限を加える制約を提案した.最後に,これらの制約と言語内外のより一般的な性質との関連について若干の考察を加えた.

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