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スリランカ手話におけるネームサインの音韻的特徴

加納 満(長岡技術科学大学)

手話言語にはネームサインと呼ばれる個人名を表すサインがある。従来のDescriptive Name Sign(DNS)の研究では、DNSの特徴として片手性(one-handedness)、接触(contact)、頭部(head)という三つの特徴が一般語彙との比較で指摘されていたが、これらの相互関係については明らかにされていなかった。本発表では、スリランカ手話でも同じ特徴を有していることを明らかにし、これらの関係について分析した。

その結果、(1)片手性と手型‘1’が接触の点で関連していること、(2)手型変化と接触が関連していること、(3)動きと接触位置の関連で一般語彙とは異なる振る舞いを見せること、(4)不完全手型変化・不完全掌方向変化に頭部と接触が関連していることが明らかになった。

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