日本語/English
日本言語学会について
入会・各種手続き等
学会誌『言語研究』
研究大会について
学会の諸活動
その他関連情報
トップ  >  学会の諸活動  >  日本言語学会学会賞

日本言語学会学会賞

日本言語学会では,学会の研究活動の一層の向上・充実を目的とし,若手会員に主眼を置いて,優れた研究を顕彰するために,論文賞大会発表賞の2つの賞を創設いたしました。優れた研究論文や研究発表がますます活発に投稿・応募されることを期待しております。
なお、直近の受賞者は以下の通りです。

  • 2021年度 論文賞 [詳細はこちら]
    • 久屋 愛実 氏 “A Corpus-based Variationist Approach to the Use of It is I and It is Me: A Real-time Observation of a Syntactic Change Nearing Completion in COHA”
  • 第163回大会(2021年秋季,オンライン)の大会発表賞(1件) [詳細はこちら]
    • 中本 舜 氏「「曲声調」とは何か:マサテク語アヤウトラ方言の曲声調から」


過去の受賞者については本ページ下部のリンクよりご覧ください。

○日本言語学会論文賞 (2011年度より実施)

過去2年度(4号分)の『言語研究』に掲載された「論文」の中から,特に優れた論文に対して授与されます(賞状および副賞賞金)。(毎年1件。最大2件)(「日本言語学会論文賞」規程)

2021年度の論文賞(1件)

久屋 愛実 氏
Aimi Kuya “A Corpus-based Variationist Approach to the Use of It is I and It is Me: A Real-time Observation of a Syntactic Change Nearing Completion in COHA”,『言語研究』159号, pp.7-35 (2021年3月)[本文PDF]

 本論文は、「it is 人称代名詞」構文における主格(It is I)から目的格(It is me)への通時変化をコーパス基盤変異理論(CVL)的手法を用いて実証的に論証した研究である。it’s me(縮約形で一人称)というパターンが変化をけん引しているという観察が先行研究において示されていたが、本論文では、量的な分析を行い統計的に裏付けられることを示しただけでなく、変化の背景として代名詞の種類(1人称代名詞)、構文的特徴(縮約形)、ジャンル(フィクション)とうの要因が変化において特徴的であったこと、当該変化が20世紀後半にはほぼ完了していたことを統計的な解析によって明らかにした。本論文は、先行研究を丹念に再検討しただけでなく、分野横断的な手法を用いることで新たな知見が得られる点を具体的に示している点が高く評価された。

[授賞式(第163回大会,11/21,オンライン)]
2021年度論文賞授賞式-久屋

○日本言語学会大会発表賞 (2011年秋季大会(第143回大会)より実施)

大会における優れた口頭発表・ポスター発表に対して授与されます(賞状および副賞賞金)。(毎回数件)(「日本言語学会大会発表賞」規程)

第163回(2021年秋季,オンライン)大会の大会発表賞(1件)

中本 舜 氏
「「曲声調」とは何か:マサテク語アヤウトラ方言の曲声調から」

 本発表では、マサテク語アヤウトラ方言に見られる二つの上昇調23と33+が、2と3といった平声調の組み合わせに還元できないことを主張した。浮遊声調との連続で生じる変調のパタンが平声調と異なること、またこれらの上昇調が他の声調の結合によって構成的に生じることがないことから、これら二つの声調が分解不可能な声調素であることを示し、それによって空き間がなく整合性の高い声調体系を記述することに成功している。声調現象の説明がやや理解しづらく、質疑応答中にメキシコとの回線が途絶するアクシデントもあったが、堅固な議論展開と声調音韻論への貢献の可能性が高く評価された。

[授賞式(第164回大会,6/19,オンライン)]
2022年度春季大会発表賞授賞式-中本



コンテンツ


このページの先頭へ