『言語研究』162号特集論文の募集


 『言語研究』第162号(2022年9月刊行予定)では,「類別詞の多様性」というテーマで特集論文を募集します。
 環太平洋地域に広範に分布する類別詞 (classifier) は,名詞が表わすモノを,数詞,所有詞,指示詞,位置詞,動詞など,通常,名詞の外側で類別する形態素として知られています。自立語幹のみならず,接辞や異根なども類別詞となり,モノの形,状態,位置,動き,機能,構造,数といった様々な意味基準により名詞を類別します。第162号では,類別詞のこのような形態的,意味的,地域的多様性を俯瞰し,類型論的貢献ができる特集を目指します。記述言語学,類型論,理論言語学など,様々な立場からの多角的なアプローチによる論文を歓迎します。なお,名詞クラスや文法性などは類別詞とは区別し,本特集では対象としません。
 原稿締め切りは2021年12月31日です。投稿方法は一般論文と同じですが(詳細は学会ホームページを参照),投稿・査読システムEditorial Manager上の「セクション/カテゴリー」の項目で,「特集 special feature article」を選択して下さい。
http://www.ls-japan.org/modules/documents/index.php?cat_id=21
日本言語学会編集委員会