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「intoを伴う到達経路表現」について-構文文法的な視点から-

松山 哲也

英語の前置詞over, across等は,ある主体が移動していくための「経路」を表すのが典型的であるが(例, He walked over the hill.),経路の終止点が際立つこともある(例,He lives over the hill.)。この種の表現は,到達経路表現と呼ばれるが(Talmy(1996)),「着点」の前置詞intoでも到達経路表現は観察される(例,They camped two miles into the forest.)。本発表では,この種の表現に焦点を当てて,構文文法的な視点から主に次の2点を論じていく。(i)「intoを伴う到達経路表現」は,形式と意味が強く結びついた「構文」であること。(ii)当該構文には,拡張例が多く存在し(例,John was eight hours into the journey.),それらは継承リンクによって動機付けられたネットワークを形成すること。

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