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日韓語オノマトペにおける音象徴について-「急止」と「響き」を例に-

ヤン・ジョンヨン (埼玉大学大学院)

日本語と韓国語はオノマトペが豊富に用いられる言語としても共通性を持つ。しかし、オノマトペにおける音と意味の共通性については十分に研究されているとは言い難い。

本発表では、日韓語のオノマトペにおける【停止】と【響き】といった意味がどのような音と関わっているかについて、音象徴の観点から音韻レベルに焦点を当て考察する。本発表の主張は以下の2点である。(1)オノマトペにおける日本語の「促音」と「撥音」はそれぞれ、韓国語の「口音パッチム」と「鼻音パッチム」と音韻レベルにおいて同様の機能を持つ。(2)日本語オノマトペの「撥音」「促音」は語基に付加する要素として働くが、韓国語オノマトペは「口音パッチム」と「鼻音パッチム」が、語彙的に組み込まれており、接辞ではなく語基の一部として働くという点で両言語は異なる。

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